アメリカのワインにはA.V.A.制度というのがあります。American Viticultural Areasといい、米国政府が認定するブドウ栽培地域のガイドラインで、気象条件、地理的関係からエリアの境界線が定められています。
アメリカのワイン法では、産地名は「州」→「カウンティ(群)」→「A.V.A」→「畑」と細かくなっています。
もし、「州」や「カウンティ」を名乗る場合は、原料となるブドウの75%以上がその州で採れたブドウである必要があります。
そしてニューヨークの場合は5地域、9か所のA.V.A.があります。
ニューヨーク州は北緯41°から43°に位置し、フランスのブルゴーニュ、シャンパーニュなどと同じ冷涼な地域。面積は141,300k㎡あり、気候は冬は冷涼、夏は高温多湿ですが、多くの水に恵まれており、ハドソン川、エリー湖をはじめとして、河川や湖や海のおかげでワイン栽培に適した環境が出来上がっているのです。
ニューヨークの富裕層が多く住むロングアイランドでもノースフォークやハンプトンズといったA.V.A.があり、メルロー、シャルドネ、カヴェルネ・フランやカヴェルネ・ソーヴィニヨンといったフランス種のワインが多く作られています。特にここのメルローは質が高いと人気があります。
また、セネカ湖やカユガ湖のA.V.A.を有するA.V.Aのフィンガー・レイクスでは30種類以上の品種が作られており、リースリングは特に定評があります。
また、マンハッタンより北のハドソン川流域もA.V.A.であり、ここにはアメリカで最古のワイナリー、Brotherhood(https://www.brotherhood-winery.com/)もあります。
ニューヨークからワイナリーに行く週末旅行、なんていうのも素敵ですね。
ワイナリーでワインを購入して日本に持って帰るのもいいですね。実はアメリカからワインを持って帰るのは意外と簡単です。運搬用のワイン用の箱もワイナリーで入手できますし、無理にトランクに入れることもありません。税関で申告すると意外と税金も安いので、素敵なお土産になりますのでこれもお勧めです。
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