アメリカの先住民~ネイティブアメリカン~


ネイティブアメリカンとは、アメリカ先住民族のことをいいます。アメリカインディアンとも呼ばれます。

また、インディアンという呼び方もありますが、インディアンはネイティブアメリカンの大半を占めるグループの一般的な呼称です。スペイン語やポルトガル語ではインディオ。インディアンとインディオはともにインド人に由来していますが、日本語ではメキシコ以北の諸民族をインディと、ラテンアメリカの諸民族をインディオと呼び分けることが多いようです。

さて、アメリカ大陸には1000万人以上のこうした先住民族がそれぞれの部族に属し、それぞれの文化を築き、平和に暮らしていました。

そこへ、新大陸を探していたクリストファー・コロンブスにより、ヨーロッパ人が移住してきたのです。

更に土地を奪おうと侵略者たちが押し寄せ、略奪と殺戮が始まり、また、ヨーロッパからきた、ネイティブアメリカンが抗体を持たない病気(インフルエンザなど)でネイティブアメリカンの人数は激減してしまうのです。そしてまた豊かな東部から、何のゆかりもない西部に移動させられました。

よく西部劇などでは、白人が、野蛮なインディアンを成敗するようなはなしが多くありましたが、実際には、インディアンの平和を白人が奇襲して乱してきたのが事実であり、それゆえに現在はあまり西部劇はテレビなどでも放送されませんね。

1820年以降、インディアン事務局という連邦機関が作られ、ネイティブアメリカンは白人たちの政府の管理下に置かれることとなりました。

彼らネイティブアメリカンは人権も奪われ、悲惨な生活を強いられていました。貧困に陥った過程から子供たちを選別し、白人の過程に無理やり里子に出されたりということも行われました。

また、独自の宗教や言語や教育を受ける機会を奪われ、無理やりキリスト教や白人たちの文化を学ぶことを強いられたあげく、ネイティブアメリカンのもと(インディアン保留区)に返されるといったことも。

そうして、ネイティブアメリカンとしてのルーツも奪われ、また、白人の中では差別され、ネイティブアメリカンの中では自殺やアルコール中毒など新たな悲劇を生み出すことも多くありました。

19世紀末になり、第一次、第二次世界大戦にネイティブアメリカンも貢献したということから、「レッドパワー」として、ネイティブアメリカンが立ち上がり、やっと国家がそれを認めることとなりました。リチャード・ニクソン大統領はネイティブアメリカンの声に心を傾けたのです。

しかしニクソンはのちに失脚。

現在もアメリカインディアンの問題は解決していません。

インディアン居留地は現在も連邦政府の管理下におかれ、Indian Reservationと称される土地に住みます。Reservationとは居留、とも言えますが、白人がインディアンのためにReserveした場所、すなわち保留した場所ということでもあるのです。

ただし現在は彼らの一定の自治権もあります。

アリゾナ州のナバホ居留地や、ラスベガスに近いグランドキャニオンウェストのワラパイ族など、アメリカ旅行の際にはネイティブアメリカンの人々と出会うこともあると思います。こうした辛い歴史を少しでも知っておいて、ネイティブアメリカンの人々へのリスペクトを忘れずに、旅をすることは大切ですね。













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